第一回:AFTERNOON IN PARIS(上)
AFTERNOON IN PARIS
コチラの譜面画像は以下URLから拝借しました。
ジャズの定番曲ならば、ネットで譜面が入手できるいい時代になりました。
まず、曲の構成を探ります。
1.曲のキーを調べる
ト音記号しか記載されていないのでこの曲のキーはCです。
2.コード進行を調べる
画像と少し違うのですが以下にコード進行を記載します。
8分音符2つがあってから、「A」が8小節(リピート記号1)
「A」のリピートが8小節(リピート記号2)
「B」が8小節、「A」に戻り8小節(メロディーは異なる)。
合計32小節の「よくある曲」です。
さて、コードを記載します。
A:/ Cmaj7 / Cm7 F7 /B♭maj7 / B♭m7 E♭7 / A♭maj7 / Dm7 G7(♭9) / Cmaj7 Am7 / Dm7 G7 /
A:/ Cmaj7 / Cm7 F7 /B♭maj7 / B♭m7 E♭7 / A♭maj7 / Dm7 G7(♭9) / Cmaj7 / Cmaj7 /
B:/ Dm7 / G7 / C / A7 / Dm7 / G7 / (Dm7 or) D♭m7 G♭7 / (G7 or)Dm7 G7 /
A:/ Cmaj7 / Cm7 F7 /B♭maj7 / B♭m7 E♭7 / A♭maj7 / Dm7 G7(♭9) / Cmaj7 (
Am7) / Cmaj7 (or Dm7 G7) /
コード記載だけでめんどくさい。。。なんとかなとかならんか。。。
ここで「B」は「G PEDAL」です。
今は何もわからなくてOKです。
()記載は( or)の場合は、今回はその1小節はこの1コードに置き換えてもいいですよ。
(or )の場合は2以上のコードに置き換えてもいいですよ。
()の場合はこのコードをこの小節に付け足してもいいですよ。と読んでください。
3.さて、コード進行を読み解きます。
この曲のキーはCということで、
Cのダイアトニックコードを並べましょう。
ダイアトニックコードとはキーを主音とする音階で成り立つコードです。
今回はC(メジャー)なので、CDEFGABでのみ作られたコードになります。
なので、
I=Cmaj7 (Imaj7)
II=Dm7 (IIm7)
III=Em7 (IIIm7)
IV=Fmaj7 (IV7)
V=G7 (V7)
VI=Am7 (VIm7)
VII=Bm7(♭5) (VIIm7(♭5))
となります。
コードの基本構成としてRoot(基音)、3度、5度、7度となりますが、
キーがCのとき使える音は先程の通り、CDEFGABだけとなり、
それに伴って、
Rootが例えばDのときはDFACという音によって構成されるコードになるので
DからみてFはマイナー3度、Aは5度、Cはマイナー7度なので、Dm7となるわけです。
では曲に戻ってそれぞれのコードが上のダイアトニックコードに当てはまるものだけ
記載していきましょう。
(当てはまらないものはそのままのコードを記載し続けます)
A:/ Imaj7 / Cm7 F7 / B♭maj7 / B♭m7 E♭7 / A♭maj7 / IIm7 V7 / Imaj7 VIm7 / IIm7 V7 /
A:/ Imaj7 / Cm7 F7 / B♭maj7 / B♭m7 E♭7 / A♭maj7 / IIm7 V7 / Imaj7 / Imaj7 /
B:/ IIm7 / V7 / C / A7 / IIm7 / V7 / D♭m7 G♭7 / IIm7 V7 /
A:/ Imaj7 / Cm7 F7 / B♭maj7 / B♭m7 E♭7 / A♭maj7 / IIm7 V7 / Imaj7 / Imaj7 /
意外とダイアトニックコード以外のコードが多いですね。
それらダイアトニックコード以外のコードを紐解きましょう。
というところで(下)に続きます。
(もしかしたら(中)かもしれない)
というか「♭」の入力めんどくさい。。。
20180607 修正
Cmaj7のダイアトニックコート4度をF7と間違って記載してましたので、
Fmaj7に訂正し、曲のコード変換も修正しました。
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