Grassroots G-SN-62TOレビュー(その5)
前回のところで止めておけばよかったのだけれど
まぁ、止まらないよね。。。
ってことで、アディショナルタイムが始まります。
大村さんの本家6弦ピンクちゃんは
Jescarの一番でかいフレット(ニッケルシルバー:洋白)を打ってあって
で、指板が全てハーフスキャロップド。
多分、シルバーちゃんの対をなすギターということなのかな?
と思ったりもするんですが。
で、現在、大村さんのお好みは
JescarのEVOフレット(洋白とステンレスの間ぐらいの硬さらしい)。
じゃあ、せっかくゴールドパーツで統一されているわけだし、
EMGまでゴールドにしたので、
ついでにフレットも。。。ゴールドに。。。
JescarのEVOフレットは気になっていたので、
58118(大村さんご愛用サイズ)は買ってあって。
で、切ってあるやつをセット(25本)で買ってあったのだけど、
これが、5弦ベースとか8弦ギターとかのハイフレットは長さが足りないので、
使っちゃおうと。。。
で、Fenderとかはフレットタング(指板に刺さる部分)の端は切ってないんだけど
一般的には切ってあるわねぇ。。。で今回も切るのです。
メンドクサイけど。
StewMacのフレットタングニッパーを買ってあるので、
それでとりあえず切ります。
とはいえ1.0mm未満は残っちゃうので、
これはヤスリで削り取るしかなく。。。
今回は22フレットなので、
22フレット×2(両端)の44ヶ所をヤスリで削るわけです。
まったくもってメンドクサイ。
で、フレットを打ち替えるとなれば、
もともと打ってあるフレットを抜いて。。。
これも専用工具がありますが。。。結構いいお値段します。
で、気をつけないと指板ってヘッドからブリッジへ向かって
木目というか繊維が走っているので
フレットを抜くと指板材が割れます。というか破片が出ます。
本来は、ココでその破片を瞬間接着剤とかでくっつけて、その後の作業をするとか、
まぁ、そもそも破片が出ないようにするとかあるわけですが。
指板削るんだからイージャン。ってやって後で苦労したわけです。
フレットを変えた場合、そのままのナットは使用できないことが多いので、
ナットも取っちゃいました。
コレがホント苦労して。。。
オレはナットを固定するのに基本的には接着剤を使いません。
ナット溝とナットの幅の寸法をゼロゼロにするか、
もしくはナット溝は木材なのでフレットの幅の方を少しだけ大きくして、
プラスチックハンマーで殴ると基本的にはほぼ取れない状態で
ナットの取り付けができるので。
ただ、手間は手間なので、普通はそうじゃないというか。。。
こんなん、ハンマーで殴っただけで取れるわけがない。。。
こんなに接着剤つけるなよ。とおもうけど、
この価格帯のギターなら仕方がない。
パーツとかこういうところで安く済ませるしかねぇもんなぁ。
いや、でもこのギターメチャクチャ出来いいんですよ。
コストパフォーマンスは本当最高。
とか思いつつ、フレットを打ち込みます。
あ、
その前に指板調整。
一応、コンパウンドラジアスっていう円錐指板にしました。
手作業でできるかっていったら、ギリギリですけど。
そもそもクラシックギターなんて指板平面なんだから、
指板は平面で良くないか?とか悩むんですけど。
はい。打ち込みました。
で、軽くエッジ処理して、
ナットの準備をします。
金色のナット。。。はい、ブラスナットですね。。。エグいなぁ。
まず、ナット溝を測ります。
ノギスで百分率まで測るわけですが、こんな測り方しかできないわけで
全然数値に信用が置けません。
(ノギスの使い方はご自分でお調べ遊ばせ?)
で、ナット材の幅を測ります。
0.22mmナットがデカイ、と。
で薄くするんですが、何度も測っては削りとか、馬鹿がやることなので、
とりあえず0.22mmの半分の0.11mm削ります。
はい、削りました。ココまで削るのに幅を計測したのは
削る前の1回
削ってる途中に1回
削り止めるときに1回。
で、嫌な予感がしてたのでナット溝に入れてみます。
抵抗は当然ありましたが、プラスチックハンマーで殴ったら
がっちり入りました。だろうなぁ、と思ったりします。
嫌な予感の理由は「接着剤」、「ノギスの計測」。
的中です。
では。。。スキャロップ加工バージンをこの指板に捧げましょう。
二度とやりたくない。(笑)
スキャロップ加工を何度もやるのであれば、
総形スクレイパー作ったほうが絶対にいい。
今回はハーフスキャロップドとしては、明らかに削りすぎました。
鉄鋼ヤスリとか、鬼目ヤスリとか使って、
それから80-1500までペーパーがけをしたりするんですが
800番辺りからはそれほど削れませんけど、
そこまでは削れるので、深くなっちゃう。
このあたりの計算ができてないあたりが、我ながら雑。
で、もっと雑な点があって、
所々で見えているように、ペグとか全然外さず作業してる。。。
そりゃ、ダダリオのチューナーも壊れようというもの。(笑)
いや、笑いごっちゃない。
で、作業中?作業前?に手に入れた招財進寶を当ててみて。。。
おい、デカくねぇか?
いやこんなものか?
トレモロの下に入れちゃうと、チューニングが怖いんだけど。。。
とかいいつつ、猫脚シールも貼って
ほぼ完成。
(何度も「ほぼ」っていってるのは、まだ完成してないから)
もちろん、弦を外してピックガードを取り替えると
2ハム/3シングル(2シングル)の切り替えが簡単にできます。
このギターは、もう少し手を入れて。。。というか、
作業でやっちまったところの修正をして、
BIGBOSS御茶ノ水駅前店3階のESP Music Schoolに放置するかもしれません。
(許可が得られれば、ですが)
最終的にはラメを増やすところまでやるかどうか悩んでいますけど。
あとはバッテリーボックスをきちんと設置するかどうか。
ま、しばらくはココで放置です。
P.S.
AZAZELというバンドがあって、
そこのグッズでベースのyuriさんと
ギターの空也さんのピックが販売されていたのですが。
(ライブ会場限定)
(しかももう完売したらしい)
メチャクチャ弾きやすかったので、とりあえず、写真載っけておきます。
次の回で多分、一旦まとめます。
費用とか、反省点とか色々と。
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